検索エンジン基礎知識

■ 検索エンジンについて

  検索エンジンには大きく分けて2種類のタイプがあります。「ディレクトリ型検索エンジン」と「ロボット型検索エンジン」です。違いを簡単に 説明すると、「ロボット型検索エンジン」はデータの情報収集から表示まで、検索ロボットが自動ですべて行うのに対し、「ディレクトリ型検索エンジン」では、 収集したデータを最終的に人の手により、カテゴリ別に分類、階層化され表示されるということです。

■ ディレクトリ型検索エンジンについて

  ディレクトリ型検索エンジンでは、登録申請のあったサイトを人の手により審査し、審査をパスしたサイトを
カテゴリ別に分類、階層化しリンクします。 大手の検索サイトであるヤフー(Yahoo!)などがこのタイプです。

  ディレクトリに掲載されるウェブサイトは、エディター(サーファー)と呼ばれる人達により審査されユーザーにとって有益だと判断された サイトのみがエディターが適切だと考えるディレクトリ(カテゴリ)に登録されます。

 ● ディレクトリ型検索エンジンの特徴(長所、短所)としては以下の点があげられます。

  • カテゴリ別に分類、階層化されているので関連した情報をもつウェブサイトが探しやすい。
  • エディターにより審査されているので、品質の高いウェブサイトが多い。
  • 登録申請しても、掲載されるとは限らない。(カテゴリによっては登録されるのはかなり難しい)
  • 少数の人が必要とする特殊な情報をもつサイトなどは、ディレクトリに登録されにくい。
  • 登録されても必ずしも自分が希望するディレクトリ(カテゴリ)に登録されるとは限らない。
  • 表示順位は50音順の場合が多く、有益な情報をもつサイトが上位表示されているとは限らない。
  • 情報量の点からいうと、ロボット型検索エンジンと比較するとかなり少ない。

■ ロボット型検索エンジンについて

  ロボット型検索エンジンは、クローラーと呼ばれるプログラムがウェブ上を自動で巡回しウェブページの情報をデータベース化します。 その情報量はディレクトリ型検索エンジンとは比較にならない位膨大なものです。

 ● ロボット型検索エンジンの特徴(長所、短所)としては以下の点があげられます。

  • ディレクトリ型では扱えないような特殊な情報でも検索することが可能
  • 情報量が少なく、ひとつのサイトとして構築する事が困難なページでも検索の対象となる
  • カテゴリ分類されていないため、キーワードによっては場違いなサイトが表示されることがある。
  • 情報量が膨大すぎて、目的とする情報を絞り込むのが大変である。

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